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音楽と身体

maikolucky

今日は最近考えていることを思いつくままに書いてみます。


音楽を感じる力を元々持っている人は確かにいます。しかもそれを当の本人も感じていて、自分の表現に結びつけたいという想いを持っています。心に音楽があるのです。なんて素敵なことでしょう!


そして私が今日言いたいポイントは、心に音楽があることと楽器を響かせられるかどうかは別のことだということです。楽器を響かせるー 実際に鳴っている音に耳を傾けてその楽器を充分に生かして響かせて思い描いた通りの音を出すー これはテクニックです。

まずは自分自身の身体の使い方を知ることです。無理のない自然体の、効果的な身体の使い方です。心に音楽がある人の場合、表現したいという要求が先行して身体に“少しばかりの”無理をさせることがあります。その無理は積もり積もると手の故障などの不調につながると思います。無理があるかどうかは自分が一番分かっています。若いと無理がきくので身体の声を無視したりしますが、そこは一旦立ち止まって身体の声を聞いて無理のないところを探します。

楽器を充分に響かせられているかどうかは耳の感覚です。響きを感じて聴き分ける耳を育てることです。ピアノを弾く人は残念ながら自分の楽器を持ち運べません。そこにある楽器をその空間で一番いい響きになるように鳴らすことが求められます。それには耳でよく聴いて自分の求める響きになるように自分の弾き方を合わせていきます。指の使い方も含めて、身体の使い方になります。


要約すると下の3つです。

①表現したい、こう弾きたい、という想いがあることは本当に大事です!それは音楽を奏でる原動力です。

②それと同時に、本当にそうなっているか?本当にそのように聞こえているのだろうか?という冷静に聴く耳も必要なのです。

③そして、冷静に聴いた上で自分の思い通りの音楽や響きを作るために自分をアジャストしていくテクニックが大切になってくるでしょう。


読んでくださってありがとうございました。



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