大旅行のレポート⑤
- maikolucky
- 3 日前
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ウィーンの最終日も有意義に動きます。市立公園を歩きに行きました。まずはこの日の2日前(1月31日)がお誕生日だったシューベルトの像に会いに行きます。それから有名なシュトラウスの金色の像も見に行きます。公園は寒いからかあまり人もおらず、「春になったらきれいな公園なんだろうなぁ・・」と思いながら散歩しました。トラムに乗ってベルヴェデーレ宮殿に向かいます。クリムトの絵を見るためです。クリムトはセセッション館にベートーヴェン フリーズを見に行きましたが、他にもいろいろと展示してあるのかと思いきやクリムトはその1点でした。ベルヴェデーレ宮殿にはたくさんのクリムトの絵と、他にもいろいろと展示がありそうでワクワクします。入場には時間が決まったチケットを買わないといけないので、ベルヴェデーレ宮殿に行くトラムの中で、スマホで15分後に入場のオンラインチケットを買い、並ぶことも待つこともなくスッと入場。本当に便利な世の中です。スマホがなかったらこの旅はこんなに簡単にはいかなかったことでしょう。
あります、あります、クリムト。シーレも。モネも!見物客もけっこういます。いろいろな有名な絵の本物を見ると、その絵の中身はどこかで見たことがあっても、絵の大きさを知らなかったんだなぁと驚くことがあったり、実際の色彩を見て感じることがあったり。本来は観光シーズンではない冬のウィーンだけれど、最後の最後まで芸術に触れられて楽しかったです。
さて、いよいよミュンヘンに向かうためホテルでスーツケースを受け取り、駅に行きます。そして、私はまだ「あのナッツ」を大量にもっているのです!(レポート③を参照)
ミュンヘンまで持っていくには重い。ミュンヘンで食べるかどうかもわからない。どうしよう。少しだけジッパー袋に自分で食べる分を取った後、残りをホームレスの人にもらってもらえないかと考えました。この数日間、駅でホームレスの人たちを見かけたことがあるのです。ホームレスの人を探すこと数分、一人の30代くらいの白人男性が目に留まりました。パッと見た感じはホームレスには見えませんが、少し髪の毛がボサボサで大きなスポーツバッグのようなものを持っています。その人はまっすぐにゴミ箱に行くと、中に手を突っ込んで漁り、小さな紙袋を引っ張り出して開けました。だれかがほとんど食べたパンの端切れが出てくると、その人はなんの躊躇もなくすぐに食べたのです。よほどお腹が空いているのでしょう。私は駆け寄ってナッツの入ったビニール袋(口は閉じてある)を出して「これをもらってくれませんか?」と尋ねました。彼は中身がなんなのかも見ずにすぐさま袋を掴むとドイツ語で「ありがとう!」といい中身を確認すると、笑顔で「おぉ!ありがとう、ありがとう!」と大喜びしてくれました。よかった。「バーイ」と言ってその場を離れたものの、「そうだ、自分用に取り分けたナッツももらってもらおう!」と思い、その人を追いかけ「もしよかったらこっちもどうぞ」と差し出すと、ありがとうありがとうと何度も言い、私が英語だからか途中からはThank you!と言って嬉しそうに全部持っていってくれました。この寒空のウィーンで、他人の捨てたものを食べていたあのホームレスの人があんなに喜んだのだからよかった。ナッツが無駄にならず、むしろあの人の栄養になってよかった!ナッツを押し売りされてちょっと落ち込んだけれど、あのホームレスの人の手に渡るように導かれていたかのようだと思いました。
さて、乗り込んだ電車はザルツブルクを通り、ミュンヘンに向かいます。途中、オーストリアとドイツの国境あたりでしょうか、電車が駅に着くとドアが開きません。あれ?どうしたのかな?と思っていると、警察官が2人乗り込んできて、私の車両まで真っ直ぐにきたかと思うと、私の横を通り過ぎたところで「身分証、パスポートを出してください。確認します」と言いました。行きの電車ではこんなことなかったけれど、こういうことがあるのねと思いながらパスポート出そうとカバンに手をかけると、目の前に座ってたおばさんが「あなたは出さなくていいのよ!」とジェスチャーしてきます。え?私、明らかな外人なのに??と思いましたが、おばさんは正しい。警察官は私のすぐ目の前のそのおばさんから確認を始めてそのまま向こうに行ってしまった。ふ〜〜〜ん。なんでかわからないけど、まぁいいや!
ミュンヘンのホテルに着いたのはもう夜の7時半です。お腹が空いたなぁ、どこか近くで夕食をと思って調べてみたら、なんと有名なビアホール「ホーフブロイハウス」がホテルから徒歩3分であることが判明!3000人が入るという大きな大きなホーフブロイハウスはとてもにぎやか!大勢の話し声でワイワイガヤガヤをかき消すようにバンド生演奏が伝統的なバイエルンの音楽を奏でています。普段はお酒を飲まない私でも、否が応でも楽しくビールを飲む気分になってくる!ビールは色々な種類がありますが、量は500ミリリットルか1リットルの2択で、飲みやすそうな白ビールの500ミリとソーセージとザワークラウトの盛り合わせを注文。大満足でミュンヘンの1日目の夜を終えました。
つづく。




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