先日、高取文化センターで親子向けのイベントに演奏者として参加してきました。
ただ当日弾くだけではなく、プログラムを考えるところから参加し、どのように英語と音楽を絡ませるのか、何分くらいの曲ならこどもたちが飽きずに聞けるだろうか、など出演者みんなでいろいろ考え、練りに練ったプログラムとなりました。
また、イベントやコンサートをするとやはり集客が何よりも大きな問題となります。どうしたら興味があるかもしれない人々に情報が届けられるか。「そんなのがあるって知ってたら行ったのに!」がなるべくないように、いろいろなところでたくさんの人の目に触れるようにチラシを撒きたいとは思うものの、本当に大変な話です。福岡市の後援をいただけたことで市役所にチラシを持って行くと市の施設(区役所、図書館、市民センターなど)には配ってくださいましたのでそれは本当にありがたいことでした。その他は自分たちの足で配るしかありません。私も暑い中、西新商店街を歩いてたくさんの店舗にチラシを貼っていただけるようにお願いして回りました。地道な努力でした。
出演者一人一人ができる限りの努力をした結果、コンサート数日前には午前、午後の2回とも予約でいっぱいになり、予約受付を停止せざるを得ないことになり、うれしい悲鳴となりました。
ヴァイオリン体験コーナーでは小さなこどもたちが初めてヴァイオリンに触れ、10代のお姉さんたちのサポートのもと正しい構え方と弓の持ち方でおそるおそる音を出してみていました。こういう体験は、その子が音楽が好きであろうがなかろうが、とてもいい経験だなぁと思いました。子どもの時にヴァイオリンに触れる環境など滅多にありませんし、よほどご家族の中に音楽のお好きな方がおられない限り見たことも聞いたこともないかもしれません。特にこども自身が音楽にはもともとあまり興味がない場合は、ヴァイオリンを間近に見て、触れることなど一生なかったことでしょう。そして見たことないもの、知らないものにはふつう興味を持ちません。でもヴァイオリンを触った経験があると、さまざまな場面でヴァイオリンを認識するでしょう。テレビで歌謡曲の番組を見ていてもその後ろでヴァイオリンを弾いている人に気づくかもしれません。そうやって一人一人のこどもさんがヴァイオリンに出会うきっかけになるといいなという思いのもと体験コーナーがあり、本当に多くのこどもさん達が挑戦してくれました。嬉しい光景でした。
英語も一生懸命に聞いている様子で、いろいろな角度から刺激のあるイベントになったのではないかと思いました。
北九州でもこのイベントができたらいいのですけれど!!どなたか良いアイデアがあったら教えてくださいませ m(_ _)m


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