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朗読とピアノ

  • maikolucky
  • 4月2日
  • 読了時間: 2分

5月5日(月祝)にひびしんホールの中ホールで演奏会をします。私の「小さな演奏会」シリーズでは初めての朗読とピアノです。今回は夢野久作の詩に私の友人でニューヨーク在住の北村ゆいさんが曲をつけた「懐中時計」、そしてプロコフィエフが曲とお話も書いた「ピーターとおおかみ」を演奏します。「懐中時計」はとても短いお話で、懐中時計とねずみの会話です。ピアノはねずみ役です。面白い曲ですのでぜひたくさんの方に聴いてもらいたいと思います。日本初演となるようです!


「ピーターとおおかみ」はオーケストラと朗読のための作品です。当時児童劇場の監督だった人が交響的な作品を子どもに作って欲しいとプロコフィエフに依頼してできた作品で、オーケストラの楽器で様々な動物を表現しながら進んでいく音楽物語です。それによってオーケストラの楽器と音色を子どもたちに紹介するという意図が含まれています。今回私はプロコフィエフ本人の書いたピアノリダクション(ピアノで弾く用に書いたもの)を演奏します。ピアノで演奏するのでオーケストラの楽器紹介ということはできませんが、ここ毎日、オーケストラのスコアを読みながらいくつものレコーディングを聞いては様々な楽器の音の質感、管楽器や弦楽器のスタッカートやテヌートなどのアーティキュレーションなどを研究していて、いかにピアノ演奏に反映させるか試行錯誤しています。

✨もう楽しいったらありゃしない!!😆✨


そして今回「ピーターとおおかみ」をするからといって子どものための演奏会というわけではありません!(あ、もちろんこどもさんたち大歓迎です)

わかりやすい物語が付いていますけれど、そこはやっぱり作曲家プロコフィエフですから、音楽がとても重要で立派なんです。そして音楽でその物語を表現しながら進んでいきます。物語があるからこどもでも聞けて、おとなにとっても聞き応えがある作品です。


「懐中時計」の方は、夢野久作の詩の内容は子どもにはパッと聞いてスッとわかるという単純明快なものではなく、やはり大人が聞いて一捻り考えてその意味の深さに気づくような内容だと私は思います。でも短いですし、北村ゆいさんの書いたピアノパートが面白いから子どもは子どもなりに楽しめるに違いありません。


大人でも子どもでもそれぞれに楽しんでいただける演奏会になると思います!ぜひ足をお運びいただけましたら幸いです。






 
 
 

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