top of page

音楽科へ進学した元生徒さん

maikolucky

今年の初めまで私の教室に来ていた生徒さんで、今年の4月から大分県立芸術短期大学(以下大分県芸)の学生になった方がおられます。私のところには高校1年から来始めて、県立高校に行きながら受験に備えてピアノ、聴音、楽典を私と一緒に勉強されました。

大学でピアノを勉強したいというはっきりした意志をお持ちの生徒さんで、本当によく頑張る方でした。高校1年から全く初めて聴音や楽典をするとなると、正直「受験に間に合うのかな…?」と心配に思いましたが、最初こそ苦戦したものの、感覚の良い方だったのでどんどんできるようになりました。

高校1年で来て、ピアノで受験すると決めたらすぐに志望校を考えるように促しました。本人や親御さんと一緒に私も考え、大分県芸を第一志望に決めると、入試に何が必要か調べ、どれくらいのレベルの聴音があって今から2年半でそのレベルに達するにはどのように勉強していけばいいかを考えました。私はゴールを決めてそこから逆算して工程を考えるのが好きなので、この生徒さんが合格するための2年半の勉強の進め方を練りました。

入試だけを目標にしていては入学した後いろいろと知らなくて困ることが起こるので、ピアノを勉強する総合力をなるべく付けてほしいと思い、入試にはない楽典も勉強し、楽語も覚え、調判定、移調、音程、和音など、音大を受ける人が基本的に入試前までに知っているべきことを教えました。


彼女の努力や親御さんのサポートの全てが実り、無事大分県芸に合格し、私の教室を卒業していきました。先生としては、本人の希望を叶えるためのサポートができたことが何よりも嬉しく、これから先ますますピアノ演奏を磨き、音楽への理解を深めてくれることを願って送り出しました。


その人から少し前に久しぶりにメールが来ました。前期の「成績優秀者」に選ばれたことが書いてあり、文面からも彼女の嬉しそうな顔が目に浮かびました。

本当になんと嬉しいことでしょう!!

私の教室を卒業した後も、新たな場所で新しい先生と頑張り続けていることがわかり、嬉しさとともに彼女の音楽に向けるひたむきで熱い想いにジーンときました。


これからの彼女の前途にすばらしい未来があることを願って止みません!




 
 
 

Comentários


bottom of page