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指番号

  • maikolucky
  • 2022年11月27日
  • 読了時間: 2分

指番号はよく楽譜に書いてあります。手や指は人によって様々ですからいつも楽譜通りの指番号で弾く訳ではもちろんありません。ですが、初めから無視するより一度試してみると新たな発見がある場合もあります。指番号をその版のその曲につけたピアニストの考えや解釈までわかることもあります。最終的には自分の手にあった指番号で弾くのですが、黒鍵の親指をなるべく避けるとか、反復音では指を変えるなどピアノを弾くときの基本的なルールをすっかり無視した「自分勝手な指番号」というのはやはりよくないです。

それから、音をつなげるのか切るのかで指番号が必然的に決まってくることがあります。どこまでスラーがついているのか、スラーなどがついていない場合はどこでフレーズを区切るのかなど、自分が音楽的にどういう風に捉えているのかが指遣いに反映されます。自分の中でつなげたいメロディーが指番号のせいで途中で切れてしまうのは避けなくてはいけません。もちろん、難しくて複雑な曲になってくると「あら?指が5本+5本だと足りないのでは??」と思えるようなこともあり、指番号をどう考えてもつなげたいメロディーがつながらないことはあります。そういう場合はそれなりの対応策を考えていくとしても、多くの曲の多くの場合、指番号をしっかり考えることで弾きにくさが解消されたり、音楽的に流れやすく、またつながりやすくなったりすることは確かです。

指番号は本当に大切なのです。



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